こんにちは、ゆえじです。緑茶好きの皆さ〜ん!いよいよ2024年の春新茶収穫の時期が始まりました!
春分を過ぎ、西湖龍井茶の収穫がスタートしたとのこと。現地の速報をお届けします!
新茶の季節が到来
春分の日、20日の午前中、杭州市西湖のほとりで龍井茶が正式に収穫を開始しました。
今年は、品質が高く香り豊かな新茶が期待されているんだとか。
今年の西湖龍井茶がなぜ期待されているのでしょうか?その秘密は、冬の低温が茶葉に与えた影響にあります。
冬季の長い低温期間が、茶葉が光合成で必要な栄養をゆっくりと蓄えるのを助けました。
その結果、茶葉はより濃厚な香りと味を持つようになり、これが春の新茶の品質を格段に引き上げることにつながっているのです。
西湖龍井の収穫状況
西湖地区の農業技術局職員によると、西湖龍井茶の一級産地である10の茶村では、現在採取条件を満たしている茶木は約20%に過ぎないとのこと。
「天気予報ではこの週末(3/23)は杭州の気温が高く、茶芽の成長が加速する見込みです。本格的な収穫が行われ、龍井茶が市場に出回り始めるのは来週以降になります。」
「現在、龍井43号の新芽は既に約2cmに成長しており、収穫条件を満たしていますが、群体種はもう一週間ほど待たなければなりません。」と杭州市西湖区龍井茶産業協会の会長であり農技専門家の商建農は話します。
商建農いわく、今年は春茶の発芽前期に低温が続き茶芽の成長速度を遅らせたが、後期は極端な天候の影響はなかったとのこと。そのため全体的に生育に有利な環境下であったことから、今年の新茶は例年と比較しても品質がよくなる見込みです。
浙江省農業農村部の関連部署の情報によると、2月中旬に浙江省南部で烏牛早などの特早生品種が最初に収穫されて以来、雨や寒波など天候の影響を受け、浙江省の新茶の収穫エリア拡大が遅れました。そのため現時点では今年の新茶の市場取引量、取引額、平均単価は昨年同期を下回っています。
しかし、気温が暖かくなり、生産の盛期に全面的に入るにつれて、茶葉の取引量、取引額、取引価格はすべて安定して好転する見込みとのことです。
「各地の全体的な状況を総合的に判断し、今年の浙江省の春茶生産は品質もよく、生産量も増え、初めて10万トンを突破すると予測しています」と省農業農村部の関連責任者は述べています。
茶摘み労働者と生産コストへの影響
茶葉の収穫は手間がかかり、多くの労働力を必要とする作業です。特に品質の高い茶を生産するためには、より多くの手間とコストがかかります。
生産の最盛期に入ると、茶摘み労働者は浙江省各地の茶産地で引っぱりだこになります。浙江省農業技術推進センターの最新調査データによると、現在、全浙江省の茶摘み労働者は153.5万人、その約三分の一が他省からの出稼ぎ労働者であり、全体の供給と需要のバランスはとれており、賃金収入は昨年とほぼ同じ水準です。
3月20日の午前、西湖龍井茶の核心産地に位置する杭州市西湖区龍坞の長埭村。あちこちに新芽を出した茶園で茶摘みスタッフが忙しく作業をはじめています。「彼女たちは昨日、故郷からここへ急いで来て、明るくなり始めた今朝6時にはもう畑に出て収穫をはじめました」と、茶農家の郑兵。
彼らは長年の知り合いで、この茶園では安徽省や江蘇省から雇った茶摘みのおばさんたちが新茶の時期には毎年サポートに来ています。今年の最初の収穫であるこの日、午前中だけで、10人合わせて10キロ以上を収穫しました。
現在の収穫量はまだ少なく、部分的な収穫にとどまっており、主に翁家山、龍井村などの高地の地域で行われています。双峰村、茅家埠などの他の村は、まだ数日待たなければならないとのことです。「新しい茶芽は長い冬の間に栄養成分を多く蓄えています。これにより、春茶の品質がさらに良く、風味もより芳醇になります。これから数日後に気温が上がり、茶芽の成長が速くなると予想され、今週末には大規模な収穫が行われる予定です。」
「今年の注文は早くから入ってきていて、この数日で徐々に増えています。うちの茶摘みスタッフと製茶師は20人以上いますが、家族も一緒に参加しないと忙しくて間に合わないし、実践を通じて技術を磨いていきます。そうすることで、技術と事業をしっかりと受け継げるんです。」と三代続く茶農家の汪蔚娜は話します。
「茶摘みスタッフの中には私たちと20年以上も一緒に働いている人もいます。毎年来ては、約1ヶ月忙しく働いた後に故郷に帰ります。彼らを毎年見るたびに、非常に親しみを感じます。」汪蔚娜の母親である缪雅琴は、摘み取ったばかりの新鮮な茶葉を広げながら、「一芽二葉」の基準に従って摘むようにと新人に指導していました。
すでに、今年初めての作りたてほやほや明前龍井茶も早速売れました。毎年、茶農家たちの収入の大部分はこの春茶シーズンにかかっており、彼らにとって最も重要で忙しい時期といえます。
私たちの手元に届くのは4月中旬〜の見込み
春分をすぎていよいよ今年の春茶シーズンがスタート!胸が躍りますね。極めし緑茶愛好家はこの時期に産地へ駆けつけて一足早くフレッシュな新茶を味わっているようです。うらやましいですね
現地で収穫された新茶が香港の市場に出回り始めるのは例年4月中旬ごろです。新鮮な緑茶の香り、今から楽しみですね!