こんにちは、中国茶ライフスタイル文化協会代表理事のゆえじです。
こちらのページでは、中国茶をおいしく淹れるポイントやコツについてご紹介します。
初めてでも簡単!中国茶を淹れる4つのポイント
お茶の淹れ方、最初は難しく考えずに、どんなお茶でも4つのポイント。
- 100〜150cc程度の蓋碗を使う
- 1回分の茶葉は5g程度
- 90~100℃の熱湯を注ぐ
- 約15秒蒸らす
「初めて見る茶葉…どうやって淹れたらいいかわからない」という場合、最初はあまりむずかしく考えすぎずに、この4つのポイントを意識してみてください。
緑茶、烏龍茶、紅茶などの区別なく、どんなお茶でもまずはこの淹れ方で大丈夫。ひどい失敗をすることはないはずです。私も初めて出会う茶葉はまずこの方法で淹れて感触を確かめています。
味を確かめながらちょうどいいところを探そう
初めて淹れるお茶を一煎目からいきなりおいしく淹れるというのは、誰にとってもむずかしいことです。なので、1煎目は実験のつもりで思い切って淹れてみてください。
もっとも大切なことは、1煎目の味を基準に2煎目以降の蒸らし時間を長くしたり短くしたり調整することです。 2煎目からが本番です。
中国茶は煎を重ねることで味の移り変わりを楽しむスタイルのお茶。一発勝負ではありませんので、自分がおいしいと感じるポイントを試行錯誤しながらじっくり探してみてください。
中国茶をおいしく淹れる3つのコツ
中国茶をおいしく淹れるための大事なポイントを紹介します。
その1.水色で見極める
お茶の味は、水色を見れば分かります。自分の好みの味を狙うには、水色を見極めてください。濃い色は、濃い味。薄い色は、薄い味。濁っていれば雑味やエグ味がありますし、透き通っていれば上品でまとまった味です。
蓋碗ならば、蒸らしている間もフタを開けて水色の様子を確認できるので、調整しやすいのでオススメです。茶壺は中の様子が分からないので、美味しく淹れるには経験や勘が必要になってきます。
その2.お湯も茶器も愛情込めてゆっくり丁寧に動かす
茶葉にお湯を注ぐ瞬間がお茶の味の決め手、です。高い位置から勢いよくお湯を注ぐと、ばしゃばしゃと茶葉を叩いてしまいがち。そうすると、エグ味や雑味といったネガティブな味が強調されてしまいます。
上品でまとまった味のお茶にするためには、茶葉に優しく当たるようにお湯はゆっくりと注ぎ、茶海にお茶を出す時も、茶葉とお湯がこすれすぎないように優しく移します。
その3.リラックスして自分らしさを忘れずに
お茶を淹れようとすると、どうしても緊張しがち。特に高級なお茶を目の前にすると・・・。しかし、淹れ手が緊張して縮こまってしまったまま淹れたお茶の味も縮こまったスケールの小さなものになってしまうのです。
お茶の味は淹れ手によって大きく変わります。美味しいお茶を淹れるには、自分らしくのびのび淹れることが一番の近道。お茶は淹れ手の内面もちゃんと映してしまいますから。
深呼吸して、力を抜いて、リラックス・・・。実は一番大切なポイントかもしれません。
ちょっと精神論みたいな話になっちゃって不思議に思うかもしれませんが、これらは本当の話です。お茶を美味しく淹れられるようになるためには、どうしても経験が必要になります。いろんなお茶を飲んで、淹れて、楽しみながらコツをつかんでいってください。